写真の雰囲気と印象を決める「ホワイトバランス」とは?
ホワイトバランスとは?
ホワイトバランスとは、写真全体の色のバランスを変更するための設定のことで、多くの場合は、撮影した写真の色をより自然な色(肉眼で見た時と同じ色)にするために利用しますが、意図的に不自然な色にすることで、写真の雰囲気や印象をコントロールすることも可能です。
ホワイトバランスの種類
基本的なホワイトバランスの種類は以下の4種類になりますが、デジタルカメラの機種によっては、さらに細かく分けられている場合があります。
- 晴れ・・・太陽の光と曇りの日の撮影に適している
- 日陰・・・晴天の日陰での撮影に適している
- 蛍光灯・・・蛍光灯の光での撮影に適している
- 電球・・・電球の光での撮影に適している
~ サンプルフォト ~
カメラ:FUJIFILM X-T20
レンズ:XF18-55mmF2.8-4 LM OIS
フィルター:保護フィルター
撮影地:〒961-0038 福島県白河市旗宿関ノ森 白河の関付近
ホワイトバランス:晴れ
晴れた日に設定すると全体の色が自然になります。肉眼で見た雰囲気に近く、ごく自然な風景写真という感じです。
ホワイトバランス:日陰
晴れた日にホワイトバランスを「日陰」にして撮影すると、写真全体がアンバー気味(オレンジ色と茶色の中間くらいの色)になります。「晴れ」とは違って、なんとなく夕方に近いような雰囲気になります。
ホワイトバランス:蛍光灯
晴れた日にホワイトバランスを「蛍光灯」にして撮影すると、写真全体の色が薄い赤紫色になります。現実にはあり得ない雰囲気ですが、上手に使えば幻想的な写真に仕上げることができます。
ホワイトバランス:電球
晴れた日にホワイトバランスを「電球」にして撮影すると、写真全体の色が青っぽくなりますが、クールな雰囲気になるので意外といろいろなシーンで利用できます。
備考・その他
ホワイトバランスは、カメラまかせの「AUTO」にしておけば、カメラが適切に選択してくれます。
END