4年以上使ってわかった富士フィルム「X-T1」の良いところ微妙なところ
富士フィルム「X-T1」の良いところ微妙なところ
管理人は富士フィルムのミラーレス一眼カメラ「X-T1」を使い始めてもう4年になります。このあたりで一度、このカメラの良いところと微妙なところをあらためて考えてみたいと思います。
「X-T1」の良いところ
①デザイン
このカメラ「X-T1」の一番優れているところはやはり洗練された「デザイン」です。
クラシックスタイルで上質な金属製ボディにダイヤルやボタン、スイッチ類が多数取り付けられ、少し無骨な印象もありますけど、それがまさに機能的でとてもかっこいいですね。
それから、ボディーが微妙に小ぶりなので、持ち歩いても周囲にあまり威圧感を与えないのも良いところです。
このくらいの大きさなら、気軽に持ち歩いて街中でスナップ撮影を楽しむことができます。
②画質
ローパスフィルター不要のイメージセンサー「X-Trans CMOSⅡ」が出力する画像は驚くほどの解像力をもっています。
4年経った今でも写真によってはまるで「フルサイズセンサーで撮影したのでは?」と錯覚してしまうほど高画質です。
③色表現
富士フィルムで長年製造されているカラーリバーサルフィルム(ベルビア、プロビア、アスティア)や、カラーネガフィルムの「色」を忠実に再現してくれるので、撮影後の面倒な色調整が必須ではありません。
撮影がそのまま「作品」になるシンプルさが嬉しいですね。
④レンズの質が高い
これまで、いろいろな国内メーカー(キヤノン、ニコン、ソニー、オリンパス、ペンタkックス)のデジタル一眼カメラとレンズを使ってきましたが、その中でもフジノンレンズの画質は1,2を争う上位に入ります。
特に質が高いと感じる点は、どのレンズも解像力が高いこと、それと、周辺光量の不足を感じないこと、
また、富士フィルムは「写ルンです」や「チェキ」のようなお手頃カメラばかりでなく、長年プロカメラマン用の中判カメラとレンズを生産しているメーカーですから品質には確かなものがあります。
「X-T1」の微妙なところ
①背面にある十字キーの感触
「X-T1」の背面には十字キーがありますが、このキーボタンが小さく平べったいので押しずらく、押したときの感触も少し頼りない感じがありますね。
この十字キーの問題については価格コムのクチコミにも投稿があり、中には十字キーに何かを貼ってキーを押しやすくしている強者もいるほどです。
ただ、一度押し方がわかって慣れてしまえば問題にはならないレベルなので、過度に心配する必要はありません。
管理人も最初はこの十字キーに押しにくさを感じていましたが、すっかり慣れてからは1ミリの不満も感じなくなりました。
②バッテリーの落下を防止するツメ頼りない
底面のバッテリー室には、バッテリーが落下するのを防止するためのプラスチック製の保護ツメがあるのですが、そのツメの引っ掛かり方が浅くバネも弱めなのでやや頼りないですね。
今のところ、バッテリーを落下させた経験はありませんが、そのうちにツメが摩耗してバッテリーが落下したり引っ掛からなくなるのでは・・・という心配があります。
備考
一時は新型の後続機「X-T2」「X-T3」「X-T4」のへの買い換えも考えましたが、このカメラは名前に「1」が付いた記念すべきモデルです。なので簡単には手放したくありません。
もし今後、Xシリーズの新型が欲しくなったとしたら買い換えではなく、追加購入という形になるでしょう。
そのくらい、この「X-T1」は素晴らしいカメラだと思います。
END