X-T1 写真工場

富士フィルムのミラーレス一眼デジカメの使い方がわかるブログ

【料理撮影】ステーキ肉を美味しそうに撮影しよう!

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フライパンで焼いているステーキ肉を撮影

今回は自宅のキッチンのフライパンで焼いているステーキ肉を撮影してみます。

仕上がりイメージはファミレスのメニューに登場するような美味しそうなステーキ写真ですが、はたして自宅で撮影できるでしょうか。

準備したもの

撮影するために準備したものは以下です。

  • カメラ(富士フィルム ミラーレス一眼 X-T1)
  • レンズ(XF60mmF2.4 R Macro)
  • 三脚(SLIK エイブル
  • クリップオンストロボ(ニッシン i60A)

※調理中は油が跳ねたり油っぽい煙が出るので、接近しなくても撮影できる望遠気味のレンズが必要です。
※ストロボがない場合はLEDライトなどで代用可能です。

~ 撮影開始 ~

まずは、テストで生焼けの状態を撮影してみます。構図、ライティング、シャッター速度、絞り、ISO感度などもこの段階で決めます。(今回は、ISO200、F2.4、シャッター速度1/180で撮影)

料理写真のライティングはやや逆光が基本なので、クリップオンストロボを右奥の壁に向けて発光して、逆光気味になるようにしてあります。ピントは画面下から1/3の位置付近にマニュアルで固定しました。

X-T1でステーキ肉を撮影2

段取りが悪くあれこれと悩んでいたら、うっかり肉を焦がしてしまいました・・・。調理中の写真は失敗が許されませんので、仕事で撮影する場合はぜひ注意してください。

<完成写真>

野菜が多く入るよう構図を変更して、肉の焦げに注意しながら撮影しました。肉が小さいのでボリューム感はありませんが、立体感がありライティングもまずまずで雰囲気としては悪くないと思います。

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~ 失敗例 ~

よくある失敗例です。ストロボ光を直接あててしまうと、このように立体感が不足して美味しそうな肉に見えません。

料理写真の基本は逆光気味(半逆光)ですので、ライトは必ずトップ位置から向こう側にセットしますが、完全逆光も影が多くなってしまうので避けなければなりません。

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備考・その他

家庭のキッチンは安全ですが、レストランの調理場(厨房)は湿度が高く、また、油による煙も充満している場合があるので「レンズ交換をなるべく避ける」など、機材の管理には十分に注意した方が良いでしょう。

END