ちょっとおしゃれ!「レトロ調写真」の撮り方
レトロ調の写真を撮る方法
自宅でビールの王様「バドワイザー」の画像を撮影して、ちょっとオシャレなレトロ調の写真に仕上げてみました。
① カメラ&レンズ
カメラは管理人がメインで使っている富士フィルムの「X-T1」、レンズは純正のマクロレンズ「フジノン XF60mm F2.4 R Macro」です。
- カメラ:FUJIFILM X-T1
- レンズ:フジノン XF60mm F2.4 R Macro
- ライト:自然光のみ
人工的な照明は使わず、窓から入ってくる自然光のみで撮影しました。
② 撮影
~ 撮影台 ~
撮影に使う台は、木製か木目調のテーブルがおすすめです。ない場合はレトロ調の家具や自宅の木の階段などを利用します。
~ 背景 ~
背景がボケ気味になるので、柄などにあまりこだわる必要はありませんが、古い革製のカバンや古紙などを置いた方がより雰囲気が出ます。
~ 露出 ~
白飛びと黒つぶれに注意して、全体的にやや暗めにしますが、被写体によっては明るめでも大丈夫です。
~ 絞り値 ~
写真をレトロ調にするには、背景を少しぼかす必要があるので、絞りは開け気味にして被写界深度を浅くします。F値でいうとF2.8より小さくすると良いです。
~ ライティング ~
ライトのあて方は自由ですが、影がやわらかくなるように工夫してください。やわらかい影の方がよりレトロ雰囲気が出ます。
~ ホワイトバランス ~
ホワイトバランスは、RAWで撮影すれば後から変更できるので「AUTO(自動)」でかまいません。
以上の点に注意して撮影しますが、だいたいこんな感じでOKです。
FUJIFILM X-T1 で撮影
③ 画像調整
撮影が終わったら各メーカーのカメラに付属している画像調整ソフト(X-T1 の場合は RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powerd by SILYPIX)で、撮影画像の調整を行います。
画像調整ソフトによって調整する項目の名称は多少違いますが、おおよそ以下の調整を行います。
- 彩度・・・少し下げる
- 周辺光量・・・暗くする
- 色温度・・・少し上げる
- 色合い・・・アンバー系にする
※富士フィルムのカメラの場合は、付属の画像調整ソフト「RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powerd by SILYPIX」にテイストのプリセットがあり、その中の「ノスタルジックトイカメラ」選択するだけでレトロ調に仕上がります。
④ 完成
画像の調整が終わると、こんな感じのレトロ調に仕上がります。
FUJIFILM X-T1 で撮影
備考・その他
いかがでしたでしょうか?
おさらいすると、写真をレトロ調に仕上げるポイントは以下の4つです。
- 彩度・・・少し下げる
- 周辺光量・・・暗くする
- 色温度・・・少し上げる
- 色合い・・・アンバー系にする
スマートフォンで撮影した写真も同じように調整すればレトロ調に仕上がりますので、ぜひ、お試しください。
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